やっぱり感情ぶちまけあってぶつかりあうしかないんだよ

フェアリーゴーン第19話感想です 今回もめちゃくちゃおもしろかったの一言に尽きるんですがそれは今回に限った話ではないし第2クールはマジで内容が濃くて見ていて楽しいしあっという間に30分経つ……何回でも繰り返し見ちゃうしとんだ時間泥棒やでホンマ……(?)(エセ方言、やめろ)


ミケルお前はなんなんだ、ウルフランと一緒に行動していることに深い意味があるのか、お前はウルフランの真意を知っているのか……?とこの一週間考えていたけれども別にそんなことはなかったぜ!!物語の根幹に関われない者から次々と脱落していく、それがフェアリーゴーン……。ミケル自身は熱心な(敬虔な……と最初思ったけどアインツ教団はどう考えてもカルト宗教なので『敬虔』という言葉を使ってもいいのか?と疑問に感じた わからん…)アインツ教団の信徒でしたね……オズさんの妖精を使える理由もやはり再移植によるものだったし……しかし妖精を消し去られたショックで重大情報(これで黒の妖精書が全て揃った!)を漏らしたのはめちゃめちゃ迂闊やんけと思いました
まあミケル、想定外の事態に弱いプライドが高い男という空気が出ていたので仕方ないね……フェアリーゴーン、プライドの高さと実力が伴っていない男に厳しいので……(元王族のクリストフ・ラーンといい前回退場のイージェイといい……いやイージェイはそのプライドに見合う強さを持ち合わせていたと思うんですけど相手が悪かったよ……“光”の男フリー・アンダーバーが相手だと勝ち目ないよそりゃ……)


妖精とのこれから先の関わり方、最終的な落としどころは一体どうなるのかなと思いながらこれまでも見ていたんですけどその答えの一端を担うのが今回マーリヤが新たに目覚めた力なのかなと思いました 妖精器官を消し去る力……妖精兵という存在は戦争のために生み出された存在なので自然か不自然かというとやっぱり不自然、というか適合できなければ死ぬことを思えばやっぱり無理矢理な技術で作り出された存在なので……妖精は妖精として、人間は人間として互いの領域を必要以上に侵さずに(いや侵すのは人間側なんだが……でも融合体の例もあるので……)、あるがままに在るべきだってことになるんじゃないのかな……いわゆるもののけ姫的な……ウ~ンうまくまとまらない、レイ・ドーンの考え方が理想に近いのかなと思ったけど彼の考えは人間第一主義で妖精根絶派だからまた違うんだよな……考えを言葉にするのは難しい……。


それにしてもウルフランは美しかったな……第18話でロリじゃん!!?(ロリではない)と思わせた幼顔は鳴りを潜めて第19話の彼はひたすらに美、特にグリフ・マーサーに振り向いて微笑した時の表情が魅惑的かつ美しすぎて一時停止とリピートを繰り返すオタクになってしまった……ウルフラン・ロウ、そんなに美しい顔で笑わないでくれ……(???)世界の滅びを求める男、どうしてそこまで美しい顔で笑えるんだ……泣泣泣

次回予告でもあった「……もうすぐ全てが終わる」はウルフランの心のうちで呟かれた言葉でしたが、やっぱりウルフランはアインツ教団が求める“あらまほしき世”は求めておらず“全ての終わり”を求めているんだなと思いました
“全ての終わり”を求め続けたウルフラン・ロウの10年間……と考えると……もう……どうすればいいんですかね……ウルフラン……。
ウルフラン、やっぱりどうしても私にとって推しなのでウルフランの願い叶ってくれ~~~と思ってしまうんだけどもう一人の推しであるフリーは決してそれを許しはしないし絶対止めるんだよな 戦場を去ったあとのウルフランに何があったのか、その全てを知ったとしてもフリーは絶対に絶対にウルフランを止めようとするんだよな それがフリー・アンダーバーだから……この話何回するの???って感じですけど何回でもする……フリーとウルフラン、この対比こそがフリウルがフリウルたる所以だから……。


ネイン局長は平和への想いが決して揺らがず、平和のためなら自分が汚れることも厭わない本当に高潔な人で見ていて胸がグワーッとなってしまう ネイン局長、気高い人だよ……首相と局長のやりとり、この時に流れる音楽もすげ~~~良い……フェアリーゴーン、挿入歌はもちろんBGMも最高なのでサントラ発売もめちゃくちゃ待ち遠しいです(来年)


妖精兵になった理由を語るフリー、言葉の節々に滲み出る自己肯定感の低さにアア~~~ッとなってしまう フリー、自分は戦争の道具、所詮は兵器でしかない、戦うしか能がない……という意識が未だに根強いんだよな……。第17話のマーリヤの言葉でその考えに変化があったのかと思いきや、少しは変わった部分もあるのかもしれないけど根本的なところは全く変わっていない……首の後ろを押さえる手に込められた力の強さ、切ねえよ……。

そしてフリーが抱えているそういった感情を共有できるのは、同じ妖精兵として同じ時を伴に過ごしたウルフランただひとりしかいないんだろうなと思うんですよ……だからこそのフリー→ウルフラン巨大感情……同じだと信じていた相手が自分と道を違えていることへの苛立ちがあるから、フリーはウルフランを冷静に見ることができず地雷ぶち抜き男になっているのだと思うので……フリウル、ままならない男達……早く第14話以上に真っ向から感情ぶちまけあってぶつかりあって“かたりあい”をしてくれ頼む……。クライマックスビジュアル、信じてるからな……。

第20話ではフリウル再会しそうなのでとても待ち遠しいです それに次回予告を見るにウルフランがめちゃくちゃ“良い”表情をしている気がするのでこちらも楽しみです 感情を露わにするウルフラン、良い…………。