佐竹のスカーフやっと開封した

ずっとずっと開封できずにそのままになっていたんですけど、ふと思い立って今日開けてみた 広げてまじまじと見ていたら、派手な柄だなあ~……と思わず笑ってしまった

佐竹と同じクラスの俺が彼を気にするきっかけになったのはそのスカーフだったのかもしれない 学年上がってクラス替えがあって教室に行ったら派手なスカーフを首に巻いている男がいて、うわーこの高校も校則あってないようなもんだけどすげーの巻いてる奴いんなあ……とついついじっと見ていたら視線に気づいたらしい相手がこっちに振り向いて、うわスカーフにばっか気ぃ取られてたけど髪型もすげーしなんで白黒?地毛?染めてる?つか顔怖いしタッパあるしガン見していい相手じゃなかっ……うわわわ近づいてきたあーもうこれ間違いなく何見てんだよって絞められるやつだよぜってーそうだよああー終わった……となる俺だけどそんな予想とは違って近寄ってきた男から拳が飛んでくることはなく、むしろ少し戸惑った様子で「あー……何か用か?」と言われるんだよ
い、いや何も!!と首を横に振った俺を見てはぁ、とひとつため息をついた彼は「人の顔覚えんの苦手でな、さっきも前おんなじクラスだった奴に話しかけられてよ……」覚えてねえのがバレて呆れられちまった、とぼやく姿がこちらが抱いていた怖いイメージとかけ離れていてむしろとっつきやすそうにすら見えて、その出来事をきっかけにほどほど仲の良いクラスメイトになる佐竹と俺なんだ……。
でもある日を境に急に佐竹は人が変わったようになって、何日も休んだかと思えば教室に顔を出しても表情を強張らせたまま喋らなくて、やがて教室には全然来なくなって、そのうち“ケンカ魔佐竹笙悟”の名が高校に轟くことになるんだ……どうしたんだよ佐竹と何度も訊ねたいと思った俺だけど今の彼に近づく勇気も話しかける度胸もなく、今日も俺は授業中、あいつ、いつもこの時間は突っ伏して寝てたよなあ……と思い出を反芻しながら、主のいなくなった空っぽの席に目をやってしまうんだよ……。

結局Twitterから離れても俺妄想するのか?いや……します……むしろこういうことをTwitterで吐きだしてもいいのか?ということが疑問だったから離れた部分もあるので……この俺も自覚はないかもしれないけど佐竹に焦がれているので……
違うんだ、本当の佐竹はあんな奴じゃないんだよ ケンカ魔なんて言うな 本当の佐竹は……本当の……佐竹は……。

“卒業”する前の佐竹笙悟が他の生徒達と同じように高校生活を送っていたかと思うと胸がギュッとなるんですがなんなんだこの気持ちは……形容できない……。
ケンカ魔佐竹笙悟に焦がれる俺もいればクラスメイト佐竹笙悟に焦がれる俺もいるということ、それだけは間違いないんだ そして仲の良い友人だった佐竹に焦がれていた俺は彼の豹変が理解できなくて絶望するしケンカ魔佐竹に焦がれていた俺は孤高の存在だった彼にいつのまにか仲間ができていたことに絶望するんだ
絶望 俺の佐竹への感情、行き着く先は絶望しかないのか???

話は変わりますが突然Twitter撤退しますとか言い出した奴にあたたかい反応や優しいお言葉ありがとうございました。フォロワーさん達のこと、めちゃくちゃ好きだったな
いや、過去形でなく現在進行形で好きなんですけど返信で過去形の文言連発してたなと思い……。何回言うんだって感じですけど、Twitter楽しかったよ、本当に……。
しかし撤退やめようという気持ちにはならないので、やっぱり今は離れるときなんだろうなと思います。
4月半ばには仕事も落ち着くはずなので、その頃になったら心境の変化もあるのかな~。